うんちのときにいきむ赤ちゃん:乳児排便困難症かもしれません
赤ちゃんの顔が真っ赤になります。うなり声を上げ、力みます。しばらく完全に静まり返ったかと思うと——20分後におむつを開けると、やわらかくて普通のうんちが出ているだけ。
大変なことが起きているように見えたのに、うんちは何ともありませんでした。
これが乳児排便困難症(にゅうじはいべんこんなんしょう)です。新米の親御さんが小児科に電話する最も多い理由のひとつで、ほぼ常に心配のいらないものです。
実際に何が起きているのか
うんちは簡単そうに見えて、実はそうではありません。同時に2つのことが起きる必要があります。お腹の筋肉で下に押しながら、骨盤底筋をゆるめて出口を開ける——大人はこれを無意識にやっています。でも新生児は、この2つを同時にやる方法をまだ身につけていません。
だから赤ちゃんは全力で押すのに、骨盤底筋が締まったまま何も出てきません。さらに力みます。それでも出ません。やがて筋肉が疲れてゆるむか、偶然力が抜けたとき、ずっと準備できていたやわらかいうんちがすんなり出てきます。
医学的には乳児排便困難症と呼ばれます。世界標準の機能性消化管疾患の診断基準「Rome IV基準」では、9か月未満の赤ちゃんが、他に原因なくやわらかい便を出す前に10分以上いきむ・泣くことと定義されています。
便秘との違い
最も重要な手がかりは、いきみの末に出てきたうんちの「かたさ」です。
| 乳児排便困難症 | 便秘 | |
|---|---|---|
| うんちのかたさ | やわらかく、正常 | 硬い、コロコロ状 |
| 多い月齢 | 0〜3か月 | どの月齢でも |
| いきみの合間 | 機嫌よく過ごしている | ぐずって不機嫌 |
| 治療の必要 | なし | あり |
排便困難症の赤ちゃんは、いきんでいる時間以外はミルクもよく飲み、体重も順調に増え、機嫌もよいのが普通です。便秘とは様子がまったく異なります。
やってはいけないこと
いきんでいる赤ちゃんを見ると、助けてあげたくなるのは自然なことです。ですが、排便困難症に限っては、その気持ちが裏目に出ます。
肛門体温計による刺激、グリセリン浣腸、坐薬、手での刺激——いずれも赤ちゃんの神経系が練習中のことを代わりにやってしまうことになります。介入するたびに学習がリセットされ、頻繁に手を出す場合ほど排便困難症が長引く傾向があります。
見ていてつらいのは事実ですが、危険ではないのです。
いつ自然に解決するか
ほとんどの赤ちゃんは生後3〜4か月で連携を覚えます。特別なきっかけはありません。ある週はいきみが激しかったのに、次の週は減り、気づいたらなくなっている——という経過をたどります。神経系が成熟し、筋肉がうまく連携を学んだだけです。自分のペースで解決します。
本当に小児科医に連絡すべきとき
排便困難症は治療不要ですが、次のような場合は連絡してください。
- 出てきたうんちが硬い、またはコロコロしている(それは便秘です)
- ミルク育ちで3日以上うんちが出ない
- 母乳育ちで7日以上うんちが出ず、苦しそうにしている
- うんちに血が混じっている
- いきみの合間も(いきんでいる時だけでなく)痛そうにしている
- 体重が減っている、またはミルクを飲もうとしない
- 4か月を過ぎてもいきみが続いている
出てきたものを記録しておく
排便困難症なのか便秘なのか判断に迷ったら、毎回うんちのかたさを記録しておきましょう。PipPoopieならうんちを写真に撮り、やわらかさのメモを残せます。「20分いきんだあとにこういうものが出ました」と小児科医に説明するとき、昨日のおむつを思い出そうとする代わりに、実際の記録を見せることができます。かたさの記録を一目見るだけで、たいていその場で排便困難症の確認ができます。

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